イベントの概要はこちら。
ぶれた写真しか撮れず...。 往々にして格式高い空間の照明は暗めな気がします、という言い訳。 10月末、サントリーさん主催のワインイベントに参加しました。お招きいただき、ありがとうございます! 今回は、チリの名門ワイナリー「サンタ カロリーナ」とサントリーさんが共同...
更新が滞っておりますが、飲まないと上げられないので、という言い訳をしておきます。汗
というわけで、イベントのお話。
スパークリング、白、と開けたらば、次は赤ワインですよね。
赤ワインは未発売のものを含めた 3 種をテイスティングしました。
最初の赤には、
アスパラガスとベーコン レモンの風味 |
次のシラーには、
ブランデーでマリネした鶏肉 キノコのピュレとマッシュドポテトを添えて |
が登場。豚肉も鶏肉もチリのお肉とのこと。素材を活かしたシンプルな味付けで、とてもおいしくいただきました。
南米の肉類というと牛肉のイメージがあったので、そのあたりを少し調べてみました。
チリにおける豚肉の輸出量は 17万5,828トン(2014年)、チリから輸出される豚肉の 67% はアジアへ(2018年)。
量で言えば中国やロシアが多いのですが、日本人はロース、バラ、ヒレといった高級部位を好むため、金額ベースではトップ。
チリの豚肉は品質が良いだけでなく、ニーズに応じた加工をする規格対応力にも定評があるそうで、日本なら長さを揃えるとか、スライスするとか、そうした加工を経て国内に届いています。
で、日本国内では外食向けの利用が多いということで、だからスーパーでは見かけないのか!と納得しました。
(とはいえ、個人で購入することもできそうです。→ アンデス高原豚 / 日本ハム)
チリで消費される肉類は牛肉が主流だったけれど、最近ではチリ国内でも豚肉の消費が増加傾向にあるそうです。
(豚肉のお話は、こちらやこちらを参考にしています。)
なのに、様々な理由で豚肉の生産増強が進んでいないことから生産量はあまり上がっておらず、輸出は鈍化傾向にあるとのこと。
なお、チリの養豚産業は自然の要塞ともいえる恵まれた環境にあります。(東はアンデス山脈、西は太平洋、南は南極、北はアタカマ砂漠に面しています。)
サントリーさんご提供の当日資料より |
南米唯一の口蹄疫非汚染国であり、過去にも豚コレラ、アフリカ豚コレラなどの疾病の発生は見られていない、畜産においてとても優秀な国であることを知りました。
ちなみに先ほどの図、"白系", "赤系" とわたくしの落書きが入っていることにお気づきでしょうか?
この「自然の要塞」という恵まれた環境はワインにとっても同様で、特に東西の違いが恵みをもたらしているそう。
海側では果実味溢れるフレッシュな白系のぶどうを、山側では凝縮された濃厚な味わいの赤系ぶどうを育てるのに適しているのだそうです。
そういえば、チリでは、鶏肉生産の成功がきっかけで豚肉産業に乗り出したそう。
ただ、鶏肉に関する資料はほとんど見つけられませんでした。
2015 年のブログ記事にて、コストコでチリの冷凍鶏もも肉が買えるという情報を見つけた程度です。
...と、チリのお肉事情に触れたところで、あらためて「サンタ カロリーナ エスト レセルヴァ シラー 2018」を飲んだ様子も載せておきます。
サンタ カロリーナ エスト レセルヴァ シラー 2018 の香りと味わいなど
●色と香り : 紫がかった美しい赤色、いや、かなり紫色に近い色合いです。鮮やか。
フレッシュな赤い果実に、スモークがかけられているような。
控えめに、ほどよい深さで香ります。かすかにクリーミーな雰囲気も感じます。
●味わい : うん、おいしい!
イベントで飲んだときよりも、出汁のようなコクを後味にしっかりと感じました。
シラーという品種のイメージを思うと、クセがなくて飲みやすいと思います。
明るい果実味ながら、しっとりとした落ち着きも感じられ、果実味のあとの、ほのかな渋味と苦味が心地よい味わいです。
サンタ カロリーナ エスト レセルヴァ シラー 2018 に、合わせたものたち
・こんちゃん特製 じゃがいものガレット
チーズを加えてカリカリに!じゃがいもホクホク。ワインとはほどよく。
○ピーマンとしいたけのしし肉詰め
しし肉を肉詰めに。500g あったのでたくさん作りました。
しいたけよりもピーマンが好みでした。ピーマンの味や食感が、お肉に合っているように感じます。ケチャップをつけて味の変化も楽しみました。
ワインが華やかに変化。
・こんちゃん特製 手羽中のから揚げ
最近、手羽中といえばこの味付けが好きです。
から揚げと書いていますが、調理法は手羽中にから揚げの粉をまぶしてグリルで焼いたものとのこと。
今回は、サクサクしていてスナック菓子みたいな食感とおいしさでした。
ワインとはほどよく。
以上です。ヽ(・∀・)ノ
味わいはフルボディ、でも、軽やかさも兼ね備えているのでスルスルと飲めてしまいます。
イベントではマッシュポテトをいただき、今回はガレットで試して「じゃがいも+バター」料理との相性の良さを確認できました。
チーズやバターをふんだんに使うような野菜料理に良く合いそうだな、と考えています。
ごちそうさまでした◎
ワインメモなど
ワイン名 | Santa Carolina EST Reserva Syrah 2018 |
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原産国 / 地方 | チリ / ラペル・ヴァレー |
品種 | シラー |
アルコール度数 | 13.5% |
生産者 | Santa Carolina (サンタ カロリーナ社) |
輸入者 | サントリーワインインターナショナル株式会社 |
商品紹介ページ | チリワイン「エスト レセルヴァ」 |
購入時の価格 | ワインイベントにていただきました |
抜栓日 | 2019.10.25 2019.11.18 |
関連ページ
◇イベントの話はまだ続きます。前回までの話はこちら。・サンタ カロリーナ社セミナー : 「EST(エスト)」ワインイベントに参加しました!
・サンタ カロリーナ社セミナー : Santa by Santa Carolina Sparkling Brut NV
・サンタ カロリーナ社セミナー : Santa Carolina EST Reserva Chardonnay 2018
◇とっても飲みやすいシラーです。d(・∀・*)