イベントの概要はこちら。
ぶれた写真しか撮れず...。 往々にして格式高い空間の照明は暗めな気がします、という言い訳。 10月末、サントリーさん主催のワインイベントに参加しました。お招きいただき、ありがとうございます! 今回は、チリの名門ワイナリー「サンタ カロリーナ」とサントリーさんが共同...
そんなわけで、ようやくエストの話に入ります。汗
当日に試飲したエストは未発売のものを含めた 5 種類で、それぞれのワインに合わせた料理が提供されました。
料理をしてくださったのは、日本に長く滞在されているという公邸料理人。チリの方でした。
日本語もお上手で、一品一品、ワインとどのように合わせたのかを丁寧に説明してくださいました。
「サンタ カロリーナ エスト レセルヴァ シャルドネ 2018」ともう一種の白ワインにはこちらの前菜。
マスのタルタル仕立て & アトランティックサーモンのセビーチェ |
ワインとのマリアージュを考えて、酸味の強さまで計算されたとのこと。
もちろんワインともぴったり。
そして、ここでも気になったのがパクチーです。
フィンガーフードのうにを口にしたときもほんのりとしたパクチーの風味を感じたので、パクチーについて質問。
チリでは普通に使われているようで、アジアだけではないのか!と驚きました。
ベトナムなどのアジアで食べたパクチーは香りと味が強く、主張してくるイメージを持ってしまっていて苦手なのです。
でも、こちらは品よく使われていて素直においしく食べられたので、こういう風に使えばよいだと知りました。
例えるならば、アジアのパクチーがネギだとすれば、チリのパクチーは三つ葉のよう。伝わりますかね?
また、チリと言えばサーモンかなと思うのですが、そのサーモンの養殖技術を伝えたのは日本だと聞き、そういえばそんな話を聞いたことあったかもしれない...と。
帰宅して詳しく調べたところ、そもそも、かつて南米に鮭はいなかったとあり驚きました。どこでも獲れると思っていましたよ...。
「南米チリをサケ輸出大国に変えた日本人たち」という本によると。
→ 不毛の地だった南米チリ・パタゴニア地方で日本人とチリ人が協力してサケの養殖技術を確立、世界各国へサケを輸出する産業にまで発展させた
→ 日本の国際協力事業団(JICA,現在の国際協力機構)がチリ国政府の要請を受けて日本人技術者と研究者を派遣、悪戦苦闘の末にサケの飼育技術を現地に定着させた
といったことが書かれています。その取り組みは 1960 年代から。
そうだったのか!と目から鱗がたくさん落ちました。
日本とチリの共同で確立した技術が今、巡り巡って日本人も恩恵を受けているという壮大な話。なんというか、素敵な循環ができているのだなぁと嬉しくなりました。
で、嬉しいといえば、帰り際にエストをお土産に頂きました。ありがとうございます!
イベント当日はしっかりとメモできておらず「ふくよか、品がよい、おいしい」程度だったので(恥)、改めてじっくりとテイスティングしました。
サンタ カロリーナ エスト レセルヴァ シャルドネ 2018 の香りと味わい
●色と香り : なんとも濃い香り!濃厚な蜜、オレンジ、白い花。
たっぷりと、ボリュームのある香りです。華やかさもあります。
ややオリエンタルな雰囲気があり、落ち着きと明るさが同居しています。
色はすっきりと澄んでいて、トパーズのよう。
●味わい : やっぱりおいしい!
さらっとしているのに、余韻がとても長く残ります。
飲んでみると南国の雰囲気を強く感じます。バナナかな。
やや強めの甘味、優しい酸、まろやかですっきりとした味わい。
キリリとした雰囲気、品の良さもあります。
サンタ カロリーナ エスト レセルヴァ シャルドネ 2018 に、合わせたものたち
○こんちゃん特製 生麩の椀物
出汁も、もっちりとした生麩もおいしい。家庭菜園のミニミニかぼちゃも入っています。
ワインとよく合いまして、ワインの味わいが豊かでふくよかになりました。
・ポテトのバジル炒め
自家製バジルペーストを使い切りたくて作りました。事前のレンチンでほくほくの仕上がりに。
ワインとはほどよく。
○こんちゃん特製 スズキの塩焼き
魚の味、旨味が濃い!愛知県の豊浜産です。
ワインの味がさらにキリリとします。
・こんちゃん特製 カナダ牛ステーキ
厚みがあるお肉をサイコロ状にしてもらいましたが、わたくしには大きかった...。
ワインとは問題なく。
以上です。ヽ(・∀・)ノ
単独で飲むよりも、料理と合わせたほうが存在感が増して楽しみも増えます。
和洋を問わず料理にも合わせやすいですし、いろんな意味で強いワインが現れたな、という印象を持ちました。
ごちそうさまでした◎
ワインメモなど
ワイン名 | Santa Carolina EST Reserva Chardonnay 2018 |
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原産国 / 地方 | チリ / ラペル・ヴァレー |
品種 | シャルドネ |
アルコール度数 | 13.5% |
生産者 | Santa Carolina (サンタ カロリーナ社) |
輸入者 | サントリーワインインターナショナル株式会社 |
商品紹介ページ | チリワイン「エスト レセルヴァ」 |
商品紹介ページ | EST レセルヴァ – Viña Santa Carolina |
購入時の価格 | ワインイベント および 自宅にていただきました |
抜栓日 | 2019.10.25 2019.11.11 |
関連ページ
◇イベントの話はまだまだ続きます。前回までの話はこちら。・サンタ カロリーナ社セミナー : 「EST(エスト)」ワインイベントに参加しました!
・サンタ カロリーナ社セミナー : Santa by Santa Carolina Sparkling Brut NV
◇この値段でこのクオリティは凄いの一言に尽きます。