ワインのアッサンブラージュといえば数種、多くてもせいぜい 4, 5 種類かと思いますが、なんと 34 種も混ぜた白ワインがあるということで購入。
山形はシャトー酒折の「ジュエルズ オブ キスヴィン」というものです。
面白そう!と思って大切に保管したまま数年が経ってしまいましたが、いよいよ飲んでみることにしました。
お味はいかに。
ジュエルズ オブ キスヴィン 2012 の香りと味わい
●色と香り : 薄く明るい藁の色をしています。
新鮮なぶどう、インディゴの染料っぽい香りもあります。
きりりとしていて、ボリュームは控えめ。
●味わい : うん、なかなか。
日本ワイン独特の、麹のような香りというか、醸したような後味と鼻に抜ける香りがあります。
さらっとしていて、酸味が強い白ワイン。甘さはほぼなく、透明感があります。
どのぶどうとも言い難い点を考えると、バラバラではなく、よくまとまっているな、と思います。
ジュエルズ オブ キスヴィン 2012 に、合わせたものたち
刺身二種
・ホタルイカ(兵庫県)
ワインとほどよく、プリプリおいしい。
・ぶり
こんちゃん特製のニンニクのぬたとともに。自家製ニンニクの葉っぱがとてもおいしかったのが印象的。ワインとも普通に合いました。
・こんちゃん特製 潮汁
鯛の香り、味、鯛の脂がつまった潮汁。たけのこ入りでとてもおいしくいただきました。ワインの味が復活。
・こんちゃん特製 ヒイカとブロッコリーのバター蒸し
バターやブロッコリーの旨味がたっぷり。ヒイカがプリプリ!
ワインは温度が少し上がり、染料のような香りが気になり始めました。
以上です。ヽ(・∀・)ノ
インディゴのような香りが気になってしまい、たくさん飲むことはできませんでした。
以前にもこの香りを日本の白ワインで感じており、そのときも大事に保管して何年も経過してから開けたワインでした。
ですので、飲み頃を逃すと発生する香りなのかな?と推測しています。
熟成したワインが好きだけれど、飲み頃を見極めるのは難しいですね。
それにしても、34種ものブドウ品種をブレンドするという発想が好きです。思いついて、実行できるのもまたすごいなと。
個人的には「バナナ」というぶどうが気になり調べてみたところ、本当にバナナみたいな見た目で驚きました。それにしても、ややこしい名前を付けたものです。笑
わくわくするアイデアと、手間暇かけた日本のワインをごちそうさまでした◎
ワインメモなど
ワイン名 | ジュエルズ オブ キスヴィン 2012 |
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原産国 / 地方 | 日本 / 山形 |
品種 | 生食用ヴィニフェラ種34種: ブラジル、ジーコ、ビッグユニコーン、ブラックスワン、リザマート、 紅バラード、紅ピッテロ、ルビーオオクボ、紅高、ロザリオロッソ、 マニキュアフィンガー、天山、ロザリオビアンコ、ピッテロビアンコ、 イタリア、キスヴィンロッソ、ニュウナイ、ペイジャーガン、 甲斐路、シャインマスカット、瀬戸ジャイアンツ、カッタクルガン、 セシリア、ユニバラセブン、バナナ、ゴールド、ロザキ、 ネヘレスコール、甲州、ネオマスカット、シャルドネ、 シュナンブラン、チャナー、マスカット・オブ・アレキサンドリア |
アルコール度数 | 12% |
容量 | 720ml |
製造者 | 木下商事株式会社 シャトー酒折ワイナリー |
Web サイト | シャトー酒折ワイナリー | CHATEAU SAKAORI |
購入時の価格 | 2,945 円(税抜) |
抜栓日 | 2020.03.11 |
備考 | ヴィンテージにより品種数が異なる。 2016が最終ヴィンテージ。 |