いつだったか、こんちゃんの友人からとあるお店のディナー券をいただきました。
そのお店は名古屋のミッドランドスクエアにある「エノテーカ・ピンキオーリ」。
本店はフィレンツェにあり、つい最近「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重 2019」で一つ星を獲得したというなんだか格調高そうなお店。
Web サイトを見たところ「これは自分たちでなかなか行くことができないお店だ...!」と強く感じました。
そして、ワインの品揃えが良さそう、かつ、コース料理に合わせたものを楽しめそうでしたので、ここはひとついいワインをたっぷり飲んでこようじゃないか!という意見で一致。
平日限定でしたので、翌日に予定のない金曜日の夜に行ってきました。
なお、男性にはドレスコードがあり、静かで品のある店内の雰囲気に気後れしたわたくしは写真撮影を早々に放棄。
というわけで、今回の写真はすべてこんちゃん撮影によるものです。
テースティングコースで飲んだワイン 5 種には驚きのあの 1 本も!
食事のメニューは決まっていましたので、
わたくしたちは分厚いワインリストとにらめっこ。
でも、ボトルではなく、あれこれ楽しめそうな「テースティングコース」というものをお願いすることにしました。
ただ、このコースにはスパークリングワインがないことに気づき、乾杯は泡が飲みたいなぁと悶々。
すると、白ワイン 1 種を 1 杯だけスパークリング、しかもフランチャコルタに変更してもらえるとのこと。
「ぜひそれで!」とお願いし、出てきたのはこちら。
緊張で乾いた喉を潤し、同時に料理をわくわくしながら待ちました。
先付けとフランチャコルタの組み合わせを楽しんでいると、続いて出てきたのはイタリアのシャルドネ。ヴィンテージ失念。
偶然にも、こんちゃんが数日前にインスタグラムでこのワインを目にしており、ちょっと気になっていたとのこと。
面白いこともあるもんだとグビグビ。とてもさわやかなシャルドネでした。
食べ始めてから知ったのですが、ワインは料理に合わせたタイミングで切り替わります。
切り替わるまでは同じワインをおかわりできるというありがたいシステムでした。
シャルドネを数杯飲んだところでお次は、
ブルゴーニュの赤ワイン。
出汁のような風味が強く、さらりとしているのに飲みごたえのあるピノ・ノワールでした。
そして、ワインに合わせて供される料理はどれも手が込んでいて、到底家では真似できないな、というものばかり。
お魚もお肉もあり、野菜もたくさん使われていた印象です。
最近は新鮮な家庭菜園の野菜を食べていることもあり、生野菜の鮮度はいまひとつ、とは思いました。
でも、それ以外はどれもおいしいとしか言いようがなく、調味料にもこだわりを感じました。
中でも、初めて食べたマダガスカル産の生こしょうの粒がおいしかった...。(´ω`*)
わたくしには全体的に塩味が強めでしたが、ワインを飲みながらであればちょうどよいのかも、とも思ってみたり。
生ハムを詰めたラビオリがとてもおいしく、
シチリアで食べたパスタを思い出しました。
そしてここで...
シャトー・オー・ブリオン 2001!
初めて口にする五大シャトー...。これがグラスで飲めるなんて!と、まずはそこに感激。
ボルドーというと強い、濃い、というイメージを持っていたのですが、こちらはびっくりするほどまろやかで優しい味わいでした。でも、もちろん強さもしっかり。
香り、味、色...、一流とはこういうものなのかと肌で感じることができました。
まだまだ寝かせてもよいけれど、今が飲み頃の時期でもあるとのこと。納得のおいしさでした。
こんなに素晴らしいワインなら、ほかをもう少し抑えて、これをもっと飲みたかったと少し後悔。笑
まあ、料理とのペアリングもありますしね。
最後のデザートワインはイタリアのデザートワイン、1975 年。
後日、このワインの情報を探したものの、ほとんど何も分からず。
お店で聞いた、フランスに近い北のほうのワインであること、味わいはまるで紹興酒のようであったこと、知ることができたのはこのくらいです。
このころにはだいぶ酔いも回っていてたくさん飲めませんでしたが、貴重なワインを口にすることができました。
正直、かなりお高いコースだったのですが、最初で最後!一期一会!という気持ちでワインを飲んだので大満足です。
なお、翌日のわたくしは若干の二日酔いで使い物にならなかったこともお伝えしておきます。
ごちそうさまでした◎
お店メモ
店名 | エノテーカ・ピンキオーリ |
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住所 | 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目7番1号 ミッドランド スクエア42階 |
交通手段 | 名古屋駅徒歩 1 分 |
電話 | 052-527-8831 |
営業時間 | 11:00~15:00 (ラストオーダー13:30) 17:00~23:00 (ラストオーダー20:30) |
定休日 | 無休 (ビル休業に順ずる) |
Web サイト | エノテーカ・ピンキオーリ |
訪問日 | 2019.05.24 |
ワインメモ
本文にも書きましたが、ワインはテースティングコースというものを注文。
食事に合ったワインを注ぎ続けてくれます。
こんちゃんは合算するとボトル 1 本は飲んでいたのではないかと。(;'∀')
頼んだのはシャトー・オー・ブリオンが飲める、ひとり 25,000 円のコースです。
メニューに書かれていませんでしたが、お聞きしたら最初の 1 杯をフランチャコルタに変更してもらえました。
ワイン名 | Marchese Antinori Franciacorta Cuvee Royale Montenisa NV |
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原産国 / 地方 | イタリア / ロンバルディア |
品種 | シャルドネ, ピノ・ノワール, ピノ・ビアンコ(ピノ・ブラン) |
生産者 | Montenisa (モンテニーザ) |
ワイン名 | Chardonnay Emilia I.G.T. "Labase" |
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原産国 / 地方 | イタリア / エミリア=ロマーニャ |
品種 | シャルドネ |
生産者 | Cantina della Volta (カンティーナ・デッラ・ヴォルタ) |
備考 | ヴィンテージ失念 |
ワイン名 | Domain AF Gros Savigny Les Beaune Clos des Guettes 2014, [1er Cru] |
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原産国 / 地方 | フランス / ブルゴーニュ / コート・ド・ボーヌ |
品種 | ピノ・ノワール |
生産者 | Domaine Anne-Francoise Gros (ドメーヌ アンヌ・フランソワーズ グロ) |
ワイン名 | Chateau Haut-Brion 2001 |
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原産国 / 地方 | フランス / ボルドー / ペサック・レオニャン |
品種 | メルロー, カベルネ・ソーヴィニヨン, カベルネ・フラン |
生産者 | Chateau Haut-Brion (シャトー・オー・ブリオン) |
ワイン名 | Malvoisie de Nus Vins de la Cure de Nus 1975 |
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原産国 / 地方 | イタリア / ヴァッレ・ダオスタ |
品種 | 不明 |
生産者 | Malvoisie de Nus |