4 月 30 日の夜、つまり、平成最後の夜に飲んだのはとあるシャンパン。
なんと平成元年、1989 年のシャンパンをこんちゃんが用意していたのです。
滅多に飲めない高級なワインなので食材も気合を入れて調達、2 度目のお正月と言っても過言ではない食卓になったのでした。
ギィ ミッシェル シャンパーニュ "キュヴェ デュ プリウレ" 1989 の香りと味わい
●香り : まろやかで深く、まるでブランデーのような香り。かすかに木の香ばしさも。
落ち着きのある、静かな静かな香り。
コクと甘味、澄んだ雰囲気を感じます。これはおいしそう!
●色と泡 : まさに黄金色。細かな泡がたおやかに発泡。
●味わい : おぉ、これはすごい!と感動。何と言ったらよいか...。
まず思ったのは、古さを感じないな、ということでした。
どっしりとした重さがあり、さながら歴史を重ね続ける教会のような。
味わいは濃く、甘さはあまりありませんが、舌に残るコクの余韻が異常なまでに長く、鐘の音のようにだんだんと大きくなります。
なによりも、木の香ばしさがたっぷり!これはおいしい!
鼻に抜ける香りが、白檀か香水か...とてもいい香りなのです。
料理なしでいつまでも味わっていたい、そんなシャンパンです。
ギィ ミッシェル シャンパーニュ "キュヴェ デュ プリウレ" 1989 に、合わせたものたち
○こんちゃん特製 ヒラメのカルパッチョ
ヒラメの味がきちんとあり、モチモチしていて脂もしっかり。
ワインの香ばしさがアップする相性。ケイパーなしのほうが、よりワインに合います。
・ミニトマト
イチゴとシャンパン...ならぬ、ミニトマトとシャンパン。
甘いトマトだからか、シャンパンが強いのか、問題なく合わせられます。
里芋のごま田楽と串あさり
○こんちゃん特製 里芋のごま田楽
すりおろしたごまの香ばしさよ。(●´艸`)
山芋ステーキといももちの中間のような一品です。
ごまとワインの香ばしさが呼応するのか、よく合うな~と感心します。ワインのコクもアップ。
○こんちゃん特製 串あさり
浜名湖産のあさりは他地域のものよりおいしい気がします。身びいきかもしれませんが。
おいしいのに、さらに旨味がギュギュっと凝縮されておいしくないはずがありません。
ワインとまろやかに合います。
・ピスタチオ(アメリカ産)
ワインとは当たり障りなく。
○こんちゃん特製 金目鯛の煮つけ
平成の〆に相応しい一品ではないでしょうか。
品よくおいしく、シャンパンともよく合います。
香りが深く、コクも深く、さらに味わい深くなります。
○こんちゃん特製 厚切り牛タンステーキ
おいしいのは分かります、でもわたくしはたくさん食べられません...。
お肉の、ブリブリ・コリコリとした食感がやや苦手なんですよね。
ぺらっぺらの薄い牛タンのほうがいいという安い舌の持ち主なのです。笑
ワインとは相変わらず合います。まろやかな相性。
○こんちゃん特製 宮下和牛のステーキ
レアでとてもおいしい!
ほどよい歯ごたえ、控えめの脂身。中年でもたくさん食べられるおいしさです。笑
ワインが脂をすっきりと流してくれます。
以上です。ヽ(・∀・)ノ
とても興味深い 1 本でした。
このシャンパンはどんな 30 年余りを過ごしてきたのだろう、静かに静かに開けられるのを待っていたのかな、など、たくさんの思いがめぐる味わいでした。
料理に対してのぶれは起こらず、とてもしっかりしたものを感じました。
30 年という時間の長さが生んだ懐の深さを見せてくれた、そんな気がします。
本当においしくて、あっという間に飲み切り。
素晴らしいシャンパンをごちそうさまでした◎
ワインメモなど
ワイン名 | Guy Michel Champagne Brut Cuvée du Prieuré 1989 |
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原産国 / 地方 | フランス / シャンパーニュ |
品種 | ピノ・ムニエ 50%, シャルドネ 50% |
アルコール度数 | 12% |
生産者 | Champagne Guy Michel & Fils (ギィ・ミッシェル)(RM) |
輸入者 | 有限会社ヌーヴェル・セレクション |
購入時の価格 | 11,980 円(税抜) |
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