ここ数年、わたくしの両親および親戚一同が会する、やや早めの忘年会に参加しています。
近所のリゾートホテルで宴が開かれ、今年は透明感のある日本ワインが目に付いたので頼んでみることにしました。
マンズワインの「ティエラ 甲州シュール・リー 2017(白)」というワインです。
シュール・リーとは...とあらためて調べてみると、丹波ワインのサイトに分かりやすい説明がありました。
Sur Lie(シュール・リー)といえばフランス・ロワールのミュスカデが有名です。※引用 : オススメのシュール・リーワイン | 四季折々の丹波ワイン情報
日本語で直訳すると澱の上という意味なのですが、その名の通りワインを澱の上で数ヶ月おいておく製法です。
なぜそうするのかというと、
シュール・リー製法では数ヶ月間ワインと澱をそのままおいておき、酵母が自己消化してアミノ酸に変化し、ワインに独特の深みを与えてくれます。
※引用 : オススメのシュール・リーワイン | 四季折々の丹波ワイン情報
という良さがあり、甲州でよく使われる製法とのことです。
なるほどー。(゚д゚)(。_。)
ティエラ 甲州シュール・リー 2017 の、香りと味わい
親戚の集まり、そしてホストファミリー的な立ち位置でのんびりしていられず、ほとんど香りを確かめずにぐいっと。
口当たりはサラサラで、まるで水のよう。えぐみや渋味は感じられず、ほどよい甘さとほどよい酸味がありました。若々しさもあり、スイスイ飲める味わいです。
サラサラの質感とはいえ、コクがあるので薄っぺらさはありません。
若い白ワインだな、というのが一番の感想です。
ティエラ 甲州シュール・リー 2017 に、合わせたものたち
開けた日は、和洋折衷のコースとともに楽しんだのですが、意識は食事よりも会話や世話焼きに向いていたので、あまり覚えておりません...。
あとでゆっくり味わいたいなと思ったので、残った分を持ち帰ってきました。
で、カルディの泡を飲み、そのあとでこの甲州をじっくり味わいました。日本ワインの泡から白という、ちょっと気取った飲み方ができました。
(●´艸`)
○こんちゃん特製 鯛の昆布締め
昆布の香りが鼻をくすぐるおいしい昆布締め。
ワインが甘くなって、双方よりおいしくなりました。
・こんちゃん特製 豚キムチ
ひき肉たっぷりの豚キムチ。冷蔵庫で熟成されたキムチは酸味が強め。
ワインと豚キムチ、負けず劣らずの力量でほどよく合いました。
翌日も。
△こんちゃん特製 焼きぎょうざ
カリカリと焼けたぎょうざ。ワインが負けてしまい、酸味がきつくなりました。
○こんちゃん特製 スペアリブの角煮風
冷蔵庫の奥で忘れられていたスペアリブ。恐る恐る口にしたところ、おいしく食べられた!
角煮の甘味とワインの甘味の相乗効果なのか、特にワインの甘味が引き立つ相性です。
以上です。ヽ(・∀・)ノ
ちびちび飲んでいるつもりだったのに、いつのまにか飲み切ってしまいました。
ところで、このワインのラベルにはあとからつけたシールが。
これは「地理的表示」といわれるもので、山梨県にて一定の基準以上で造られたワインですよ、という国のお墨付きが与えられているという印。
出所、原材料が明記されていると消費者としては安心感がありますね。
まあ、ヨーロッパの原産地呼称制度と同じようなものかと。
詳しい説明は国税庁のページからどうぞ。
なお、2018 年の時点では日本国内の地理的表示は清酒や蒸溜酒で 5 県の表示が認められており、ワインは山梨県だけ。
これから長野県あたりも仲間入りするのでしょうかねぇ?
いずれにせよ、後付けで貼られておりますが、きちんとしたワインだよ、ということなのでした。
ごちそうさまでした◎
ワインメモなど
ワイン名 | ティエラ 甲州シュール・リー 2017(白) |
---|---|
原産国 / 地方 | 日本 / 山梨 |
品種 | 甲州 ( 山梨県産 ) |
アルコール度数 | 12% |
内容量 | 720ml |
製造者 | マンズワイン株式会社 |
発売元 | 高瀬物産株式会社 |
注文時の価格 | 失念 |
抜栓日 | 2018.11.24 |
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