PB バレー・カオヤイ・ワイナリー |
2019 年 6 月 1 日、バンコク発のワイナリーツアーに参加しました。
3 年前にこんちゃんが参加したツアーとまったく同じものでして、バンコクから離れたカオヤイという所にある 2 つのワイナリーを訪問する日帰りのツアーです。
タイの旅行会社 Panda Travel Agency Limited が運行する現地オプショナルツアー、パンダバスを利用しました。
理想を言えば自由旅行でふらりと訪れたかったのですが、自分たちで行くには難易度が高く、致し方なくツアーで行きますか、という選択です。
ツアーの印象などは後述するとして、まずはワイナリーの様子やワインについてまとめます。
最初の訪問は「 PB バレー・カオヤイ・ワイナリー」
1998 年にスタートしたワイナリーで、タイのビール会社大手、シンハーが経営しているようです。
観光に特化していると感じたワイナリーで、施設などの見せ方がとてもうまいと感心しました。
ワイナリーを見学する注意点としては、出発地点にショップがあり、戻ってこられないということ。
ショップに集合、畑や醸造施設をカートで見学したあとに試飲するという流れなので、味を確かめてからワインを購入することができません。
見学コース内にはまだぶどうを残してある区画もあり、
フォトスポットとしてしばし時間を取る場面もありました。
ただし、ぶどうを取るとかなりの罰金を取られます。笑 ( 日本円で 7,000 円くらい )
カートで園内を回り、ステンレスタンクなどが何本も置かれた醸造場所、
樽が積み上げられた熟成庫も見学しました。
この日はタイ人の団体客がいまして、ツアーは英語とタイ語での案内。
ただでさえ英語は得意でないわたくし、タイ語訛りの英語はほとんど聞き取れませんでしたが、とてもかわいい女性の案内でしたので問題なしです。
最後にお待ちかねの試飲。
飲んだのはこちらの 4 種。
チーズとクラッカーもあり、お願いすれば氷水もいただけます。
子供やワインを飲まない人たちには、ぶどうジュースが提供されていました。
で、お味ですが... 20 年前に飲んだ日本ワインみたい、というのが率直な感想です。
クセも強く、ワインとしてはまだまだこれからだな、という印象。
正直なところ、「これがワインという飲み物なのだ」とタイの人たちには思ってもらいたくない、そう感じました。( タイの人はほとんどワインを飲まないそうです。)
最初に書いた通り、ワイナリーの見せ方はとても上手だと思うので、これでもっといいワインが生産されるようになればいうことなしですね。
そして、本命の「グランモンテ・アソーク・バレー」へ
グランモンテのワインは、こんちゃんが 2016 年にお土産に買ってきたものを飲んでいます。
そのレベルの高さに驚いたのも記憶に新しく、訪問できるのを楽しみにしていました。
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気が付いたら 1 週間以上も更新しておりませんでした。その間もたくさん訪問していただき、ありがとうございます。ヽ(・∀・)ノブログ開始当初は数日で 1 アクセスあるか…
グランモンテは家族経営のワイナリー。Web サイトの開設も 2013 年ごろのようなので、かなり新しいと言えそうです。
オーナーの娘さんはフランスとオーストラリアでワインを学んでいるとのことで、かなり本格的なワインを造られています。
インスタをフォローしているのですが、畑の様子、海外へ行く様子、賞を獲得したワインを紹介するなど、こまめに情報を発信していることにも好感を持っています。
現地で驚いたのは、ぶどう畑の美しさ!
サントリーさんのイベントで、岩垂原メルロを造る山本さんの畑を見学してその美しさに感動したのですが、その片鱗をうかがわせる畑でした。
タイの人たちも手先が器用で丁寧なところがあるなぁと思っているのですが、それが整然とした畑に表れていました。
よい畑からよいぶどうが採れ、そこからよいワインができるというのは当然ですので、おいしいワインができるのも納得です。
温暖な気候のためでしょう、タイでは年 2 回の収穫が可能とのことで、ワインの原料となるぶどう不足に悩む日本としては、なんともうらやましいお話です。
園内の様子に戻りまして、こちらのワイナリーはとても静か。
タイ人の団体客はこちらには来園せず、われわれが滞在している間のお客さんの数はかなり少なかったです。
残念なことに、園内をカートで巡るツアーは別料金なので、園内を軽く散策して試飲へ。
おしゃれなカフェのようなスペースで、
こちらの 4 種をテイスティング。
どれも香り高く、味もよく、日本ワインもうかうかしていられませんよ、というおいしさです。
目をつぶって飲んだら、ヨーロッパもしくは南アフリカあたりのワインだと答えてしまう自信があります。
テイスティングした 4 種のうち、一番左のベルデホを除く 3 種をお土産に買っていくことに決定。
まだ大事に保管してあるので、そのうち飲みたいところです。
テイスティングのあとはレストランへ。
ツアーでは、グランモンテでの滞在時間がとても長く、昼食は各自ここで、というスケジュールになっていました。
乾杯はクレマンで。タイですが、クレマンなんです。そういう名前なんです。(-_-;)
むしむしする暑さを和らげる至福の一杯。
こちらのレストランはどの料理もタイでもピカイチの部類だと思えるものばかり。
ぶどうがアクセントになっているサラダ、
脂がよくのった、とても大きなサーモンのグリル、
やわらかく煮込まれたチキン、
そして、海外では裏切られたことのない、しっかりとした甘さのデザート。笑
もちろん、ぶどうが使用されています。
食事中、クレマンの後は白ワインをグラスでいただきました。これもまた、日本ワインの平均以上のおいしさでした。
レストランには 2 組の日本人家族の姿も。
タイで駐在妻をしている友人がいるのですが、週末になると日本人たちは車を運転し、こうして郊外へと遊びに出かけることが多いそうです。
それにしても、とても洗練されたワイナリーでした。
しつこいですが、日本もうかうかしていられませんよ~。
グランモンテでは、最後にお土産のワインを 12 本(うち、半分はハーフボトルのデザートワイン)を購入。
ほかにもジャムやらジュースやら石鹸やら、大半はワレモノで重たいものを買い込んでバンコクへの帰途につきました。
パンダバスのツアー概要や印象など
今回利用したのはパンダバスの「【バンコク】カオヤイでワイナリー巡り」というツアーです。
当日のタイムスケジュールはこんな感じ。
画像出典 : 【バンコク】カオヤイでワイナリー巡り
集合場所はプレジデントタワーロビー階エスカレーター前、もしくは宿泊場所でのピックアップのいずれかを選択可能です。
われわれは宿泊場所でのピックアップをお願いしました。
解散場所はプレジデントタワーロビー階エスカレーター前のみ。
しかし、われわれは大量のワインを購入したがため、解散場所から電車移動で持ち運ぶのは大変と感じてくれたのか、ホテルまで送ってくださいました。
ただし、かなり高い料金を追加で支払いましたが。
それでも、ワインを含む大量のお土産があったので、本当に助かりました。
ツアー代金は、大人 1 名 3,400 タイバーツ、日本円に換算すると 11,730 円です。(1 バーツ = 3.45 円で計算)
このワイナリー巡りの最少催行人員は 2 名、日本人向けを意識しているのがよく分かりました。
具体的には、
- 綺麗で乗り心地のよい、高級そうな車を使用
- スタッフも身ぎれいで、言葉使いも丁寧
- 一生懸命日本語で話してくれる
ですので、ツアー代が高いのも納得です。
とはいえ、タイでの物価などを考えると、もうちょっと安くならないかしら?と個人的には思いました。
ツアーガイドさんとのコミュニケーションは日本語だけで問題なかったものの、ガイドさんによって、説明内容や日本語レベルに差がありそうな気はします。
なぜなら、こんちゃんの話から推測するに、前回こんちゃんが案内してもらったという女性ガイドさんのほうがワイナリーについての知識があり、ツアーの満足度が高かったという印象を受けたからです。
今回は、われわれともう一名のみの参加。
そうそう、ツアーはいわゆる観光バスではなく、トヨタのハイエースの内装をとてもゴージャスに改造したような車でワイナリーをめぐりました。
乗り心地がとてもよく、快適な旅でした。
このツアー、おすすめなのでタイ旅行の際はぜひご検討ください◎
旅行会社などの関連リンクのまとめ
ツアーを申し込んだ旅行会社(Panda Travel Agency Limited / パンダバス)
・海外現地オプショナルツアー予約|パンダバス 【公式サイト】
・【バンコク】カオヤイでワイナリー巡り
ワイナリーについて
◇ページ内に、各ワイナリーの公式サイトへのリンクがあります。d(・∀・*)
・PBバレー・カオヤイ・ワイナリー | 【公式】タイ国政府観光庁
・グランモンテ・アソーク・バレー | 【公式】タイ国政府観光庁
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◇こんちゃんのタイ旅行記とワイナリー巡り ( 2016 年 6 月 )
・タイ旅行記---こんちゃんVer---(前編)
・タイ旅行記---こんちゃんVer---(後編)